ゲーム業界で内定が出た後は、まず内定承諾の期限と入社条件を確認し、必要書類を提出することが最優先です。その後、卒業・退職の手続き、入社前の連絡、担当職種に必要な準備を進めます。
ゲーム業界で内定後にやること
内定後は、次の順番で進めると抜け漏れを防ぎやすくなります。
- 内定通知の内容と回答期限を確認する
- 労働条件や入社日を確認する
- 内定承諾または辞退を期限内に連絡する
- 必要書類を提出する
- 学校や現在の勤務先で退学・卒業・退職の手続きを進める
- 会社から指定された入社前の課題や連絡に対応する
- 担当職種に合わせてスキルや知識を整理する
1. 内定通知と回答期限を確認する
最初に、内定通知書やメールを読み、承諾の回答期限を確認します。期限までに返事をしないと、企業側が入社意思を確認できないため、迷っている場合も期限前に採用担当者へ相談してください。
特に、次の項目をメモしておくと確認しやすくなります。
- 内定承諾の回答期限
- 入社予定日
- 勤務地や配属予定
- 職種や担当業務
- 提出が必要な書類
- 入社前課題や研修の有無
- 問い合わせ先と連絡方法
口頭で説明された内容と書面の内容が違う場合は、自己判断で進めず、採用担当者に確認しましょう。
2. 労働条件と入社日を確認する
内定を承諾する前に、仕事内容だけでなく、給与、勤務時間、勤務地、休日、試用期間などの条件を確認します。ゲーム会社では、開発状況によって忙しい時期が発生することもあるため、勤務時間や残業の扱いも確認しておくと安心です。
確認したい項目は次のとおりです。
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 職種・業務内容 | 企画、プログラマー、デザイナー、サウンドなど、担当範囲を確認する |
| 給与 | 月給または年俸、固定残業代の有無、賞与の扱いを確認する |
| 勤務場所 | 出社、在宅勤務、勤務地の変更や転勤の可能性を確認する |
| 勤務時間・休日 | 始業・終業時刻、休日、休暇、繁忙期の勤務体制を確認する |
| 入社日 | 卒業日や現在の勤務先の退職日と両立できるか確認する |
| 試用期間 | 期間中の条件や評価方法が異なるか確認する |
条件の細部が内定通知に書かれていない場合は、「書かれていないから不要」とは判断せず、採用担当者に質問してください。
3. 内定承諾の連絡をする
入社を決めたら、指定された方法で期限内に承諾を伝えます。メールの場合は、企業名、氏名、内定へのお礼、承諾する意思を簡潔に書きます。
まだ他社の選考結果を待っている場合や、条件について確認したい場合は、承諾書を提出する前に相談しましょう。複数社から内定を得ている場合も、返事を保留できる期間や方法を企業ごとに確認する必要があります。
4. 必要書類を提出する
内定承諾後は、企業から案内された書類を期限までに提出します。必要書類は企業や雇用形態によって異なるため、次の書類が必ず必要だと決めつけないようにしてください。
- 内定承諾書
- 誓約書
- 卒業見込証明書や卒業証明書
- 成績証明書
- 本人確認に関する書類
- 給与振込先に関する情報
- 扶養や社会保険に関する書類
書類の記入方法が分からない場合や、提出期限に間に合わない場合は、早めに採用担当者へ連絡します。個人情報を含む書類は、企業が指定した提出方法を使ってください。
5. 学校や現在の勤務先の手続きを進める
新卒の場合は、内定を得たことを大学や専門学校のキャリアセンターに報告し、卒業に必要な単位や手続きを確認します。卒業できないと入社時期や内定後の手続きに影響する可能性があるため、授業や卒業制作を最後まで進めることが重要です。
在職中に転職する場合は、入社日に間に合うように退職手続きを進めます。退職を伝える時期や引き継ぎの方法は、現在の勤務先の規定も確認してください。
6. 会社からの連絡や入社前課題に対応する
内定後は、研修案内、懇親会、入社書類、課題などの連絡が届くことがあります。メールを見落とさないよう、応募時とは別のアドレスを使っている場合は、採用担当者に連絡先を確認しておきましょう。
課題が出た場合は、提出形式、締め切り、使用してよいソフトや素材を確認してから取り組みます。ゲームの企画書、作品制作、読書やゲームプレイの指定など、内容は企業によって異なります。
課題の内容に不明点がある場合は、次の点を具体的に質問します。
- 提出ファイルの形式
- ページ数や容量の上限
- 使用可能な素材やツール
- 提出方法
- 締め切りの時刻
- 課題が評価対象になるか、研修準備なのか
7. 担当職種に必要な準備をする
入社前は、内定先で担当する職種に関係する基礎を復習します。ただし、会社から指定されていないソフトや機材を急いで購入する必要はありません。まずは、現在使える環境で基礎を整理しましょう。
ゲームプランナーの場合
企画書の作成、仕様の整理、ゲームのルール説明、数値設計などを練習します。自分が遊んだゲームについて、面白さの理由、ユーザーが迷う場所、改善案を言葉にする習慣も役立ちます。
ゲームプログラマーの場合
担当分野に近いプログラミング言語やゲームエンジンの基礎を確認します。既存コードを読んで処理の流れを説明する練習や、小さな作品を完成させる経験も有効です。
ゲームデザイナー・アーティストの場合
ポートフォリオを整理し、制作意図や担当範囲を説明できるようにします。チーム制作の作品は、自分が担当した部分、使用したツール、修正した点を分けて説明できる状態にしておきましょう。
サウンド職の場合
制作した音源や実績を整理し、制作環境、担当範囲、意図を説明できるようにします。提出や共有を求められていない作品を、企業の許可なく公開することは避けてください。
内定後にやらないほうがよいこと
内定後でも、入社までに次の点には注意が必要です。
- 内定通知や社内資料をSNSに公開する
- 未公開のゲーム情報や選考課題を他人に共有する
- 会社の許可なく制作物やロゴを実績として公開する
- 連絡を長期間放置する
- 卒業や退職の手続きを後回しにする
- 入社前に高額な機材や教材を自己判断で購入する
特にゲーム業界では、発売前のタイトルや開発中の情報を扱うことがあります。内定者向けの資料に秘密保持に関する説明がある場合は、その内容を確認してください。
入社までに確認しておくチェックリスト
入社前には、次の項目を確認できていれば、準備の抜け漏れを減らせます。
- 内定承諾の連絡を済ませた
- 入社日と出社場所を把握している
- 労働条件について不明点を質問した
- 提出書類と締め切りを整理した
- 卒業または退職に必要な手続きを進めた
- 入社前課題や研修の案内を確認した
- 初日の持ち物と連絡先を確認した
- 担当職種に必要な基礎を復習した
- 公開してはいけない情報を確認した
ゲーム業界で内定後に最初にやることは、回答期限、労働条件、入社日、提出書類を確認することです。その後、卒業・退職の手続きと会社からの課題に対応し、担当職種の基礎を無理のない範囲で準備しましょう。







